2025.6.11
2025.6.11
俳優の小栗旬と松坂桃李が、2020年に横浜で起きたクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の新型コロナウイルス集団感染を題材にした映画『フロントライン』で共演する。
この映画は当時の関係者への徹底した取材を基に制作され、小栗はDMAT(災害派遣医療チーム)の指揮官役を、松坂は厚生労働省の役人役を演じる。
小栗はオファーを受けた際、「やるべきものだ」との強い使命感を抱いたという。脚本のリアリティに感銘を受け、「やらないという選択はない」と明言した。
松坂も「参加すべきだった」と賛同。前線で闘った人々の苦闘を映画で伝えることに意義を感じている。
当時の報道を見た瞬間、小栗は「何が起こっているのか分からなかった」と振り返る。恐怖や不安よりも状況を理解しようとする印象だった。
本作の演技を通じて、小栗は「自分の受け取った情報のみで判断してはいけない」と実感。溢れる情報の中で「調べた気」になる危険性を痛感し、自分の認識が偏っていたことを反省した。
松坂も現場の医療従事者たちの葛藤を知り、その苦労に思いを巡らせた。彼は当時の報道が感染拡大のネガティブ面に偏っていたことが残念だったと述べる。
ダイヤモンド・プリンセス号の報道は不十分で、現場の努力やその後の展開についての情報が乏しかった点を映画で補完しようという意図も込められている。
二人は当時の現場の厳しさと葛藤を知り、今後は情報の真偽を正しく受け止め、偏った考えを捨てることの重要性をファンに向けて伝えている。
この映画の公開を通じて、視聴者が新型コロナの状況を改めて深く理解し、医療従事者への感謝や社会の連帯意識を高める機会となることを期待されている。
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