2025.6.11
2025.6.11
俳優の小栗旬と松坂桃李が共演する映画『フロントライン』が6月13日に公開される。本作は2020年に横浜に停泊したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスで発生した新型コロナウイルスの集団感染を題材としている。小栗旬はDMAT(災害派遣医療チーム)の指揮官役を演じ、松坂は厚生労働省の役人を務める。
この映画は、当時の関係者への丁寧な取材をもとに制作されたものであり、当時の混乱や現場の葛藤をリアルに描いている。小栗旬は出演を決めた理由について、「やるべきことだと感じた」と語った。
二人は、最初にクルーズ船での感染拡大を知った時の印象についても言及し、当初はそこまでネガティブな感情はなかったと明かした。しかし演技を通じて医療チームの苦悩や現場の実態に触れ、情報を受け取る際の注意深さや誤った先入観への反省を強調した。
松坂も「第一線で闘った人たちの姿を伝える意義が大きい」とし、当時の現場のリアルな状況を伝えることの重要性を語っている。
この作品は、報道だけでは伝えきれなかったクルーズ船内の葛藤や医療体制の実情を知る貴重な機会となり、視聴者に当時の出来事を振り返らせる内容だ。
小栗旬自身も、自分が持っていた情報の偏りに気づき、より客観的な視野で物事を見つめ直す重要性を述べており、情報過多の現代に生きる人々にとっても示唆に富む作品と言える。
また、松坂も現場の複雑な葛藤や緊張感を演じる中で、当時の報道が伝えるものと現実の違いを深く認識したと語っている。
この映画の公開を機に、改めてパンデミック初期の混乱や人々の苦悩に思いを馳せるきっかけとなるだろう。
推し活ユーザーにとっては、小栗旬の新たな挑戦と彼の演技力の幅を感じられる作品として注目だ。
その他、小栗旬に関するニュースはこちら!
気になるタレント/作品をチェック!
同じ推し仲間が見つかるかも!
気になるイベントをチェック!