嵐の活動と関わり深い藤島ジュリー景子氏への47時間に及ぶロングインタビューをまとめた単行本が、新潮社から7月18日に発売される。

本書はプロデューサーとして嵐やTOKIOら多くのジャニーズタレントを手掛けてきた藤島氏の半生と、旧ジャニーズ事務所内の知られざる実態を綴っている。

著者は直木賞作家の早見和真氏で、藤島氏との長時間対話を通じて、ファンにこれまで明かされなかった事実や彼女の等身大の思いを届けることを目指している。

特に、叔父のジャニー喜多川氏や母のメリー喜多川氏との関係や、ジャニー氏にまつわる性加害問題などのデリケートな話題にも触れている。

さらに藤島氏が2022年にプロデュースを申し出て実現した、早見氏の著書「笑うマトリョーシカ」のドラマ化（主演は嵐の櫻井翔）エピソードも紹介されている。

このように、活動終了を発表した嵐の動きに影響を与え続けている藤島氏の仕事ぶりにも光が当たった。

また、今も嵐のマネジメントやビジネスに深く関与していることがうかがえ、ファンにとっては興味深い裏側を知る貴重な資料となるだろう。

書籍では、芸能界の複雑な事情を垣間見られると共に、アイドルやタレント支援の現場のリアルが描かれている。

推し活を極めたいファンにとって、嵐とジャニーズの歴史を理解する上で価値ある一冊といえる。

そんなファンは発売を心待ちにしながら、これまでの活動を振り返りつつ、新たな知見を得ることができるだろう。