アイドルグループ櫻坂46は、12枚目となるシングル「Make or Break」を6月25日に発売するにあたり、ミュージックビデオ（MV）を公式YouTubeチャンネルで公開した。

今回のMVでは、歌詞にリンクした激しい稲光の演出が特徴的で、屋上のビルロケーションでの奇抜なポージングとともに、力強いダンスパフォーマンスが展開されている。

クライマックスでは天井のスプリンクラーからの水しぶきを浴びながらのダンスシーンがあり、水たまりと水飛沫が生む迫力が、メンバーの躍動感を一層際立たせている。

表題曲のセンターは三期生の的野美青で、これが彼女にとって初めてのセンター抜擢となった。

的野は「センターは全員の想いを背負って立つことで意味が出る」とコメントし、不安や怖さもすべてパフォーマンスにぶつける意気込みを語っている。

監督は「僕は僕を好きになれない」や「Nothing special」を手掛けたG2 Yuki Tsujimotoが務め、斬新な視覚効果と演出で作品に深みをもたせている。

なお、櫻坂46は2025年7月にグループ初のアメリカでのイベント出演を控え、4月に発売した2ndアルバム『Addiction』を携えた全国ツアーも東京ドーム3デイズや京セラドーム大阪2デイズのドーム計5日間の大舞台を残している。

今回のシングルは一期生の卒業後、新体制としての新たな挑戦を象徴し、櫻坂46らしさを詰め込んだ意欲作である。

ファンにとっては、新たな牽引役の的野美青の成長や、パフォーマンスの迫力を体感できる重要な作品となっている。