人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」を舞台化したハイパープロジェクション演劇の中国ツアーが2025年8月にスタートすることが発表された。ツアーは上海、長沙、成都、武漢、深圳、北京の中国6都市で上演される。

同ツアー発表に伴い、6月7日に千葉・幕張メッセで開催された「ハイキュー!! FAN PARK」にて公開マスコミ発表会が行われた。舞台の主役である烏野高校のエース・日向翔陽役には二宮礼夢が抜擢され、影山飛雄役には16歳の原昇亜が起用された。

二宮は原作の大ファンであり、アニメも11回視聴したと語り、烏野のユニフォームに袖を通し感慨深い様子を見せた。緊張でオーディション時の記憶があいまいだが、日向役にすっと入ったとも明かした。一方の原も強い作品愛を持ち、足が震えるほど緊張したことを正直に述べた。

また青葉城西高校の及川徹役に藤林泰也、岩泉一役に鈴木恋がキャスティングされた。初代の日向翔陽役であり演出も担当する須賀健太も登壇し、舞台のさらなる熱量が期待されている。

原作は集英社「週刊少年ジャンプ」で2020年まで連載され、舞台版は2015年の初演以来、リアルなバレーボールの迫力を取り入れた演出でファンから熱狂的な支持を得ている。

海外ツアーとしては少年ジャンプ史上最大規模の展開となり、中国の多くのファンを魅了することが期待されている。

イベントでは制作側も熱い想いを述べ、オーディション秘話なども披露。舞台版「ハイキュー!!」の新たな一歩となるツアーに大きな注目が集まっている。