メタルダンスユニットBABYMETALは5月30日、イギリス・ロンドンのO2アリーナで単独公演を実施し、日本人アーティストとして史上初の開催を果たした。収容人数2万人を満員とし、チケットは即完売となった。

ロンドンはBABYMETALにとって「第二の故郷」とも言える場所で、2014年のソニスフィア・フェスティバル出演が突破口となり、2016年のウェンブリーアリーナ公演など数々の重要なステージを踏んできた。

また、現代のロックシーンを代表するBring Me the Horizonとのコラボレーションもグループの飛躍に貢献し、2020年には彼らの楽曲「Kingslayer Ft. BABYMETAL」に参加、フェス共演で盟友関係を築いている。

2023年4月からは新たにSU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALの3人体制で活動を再開。コロナ禍での休止期間を経て本格的にライブツアーを再開し、2024年のワールドツアーでは世界22カ国、51公演で約101万人を動員している。

このツアー中、イギリス最大級のロックフェス「ダウンロード・フェスティバル」のメインステージ出演も果たし、ヨーロッパのフェスシーンでも高評価を得ている。

O2アリーナ公演はこうした海外進出の集大成ともいえ、集まった観客の多くは現地ファンである。これまでJ-POPアーティストとしての認識を超え、新世代のヘヴィメタルを代表する存在として確固たる地位を築いている。

ライブでは代表曲「BABYMETAL DEATH」などを披露し、熱狂のステージを展開。海外での支持拡大は日本のメタルシーンに新たな風を吹き込んでいる。

今後も彼女たちの活動から目が離せないだろう。