人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」の舞台化作品「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」が、2025年8月より中国の6都市でツアー公演を行うことが決定した。上海、長沙、成都、武漢、深圳、北京を巡る今回のツアーは、「週刊少年ジャンプ」史上でも最大規模の海外公演となる。

2025年6月7日に千葉・幕張メッセ国際展示場で開催された「ハイキュー!! FAN PARK」内では、公開マスコミ発表会が実施され、新キャストの二宮礼夢（日向翔陽役）、原昇亜（影山飛雄役）、藤林泰也（及川徹役）、鈴木恋（岩泉一役）が登壇した。若手俳優たちはオーディションの緊張や作品に対する熱い思いを率直に語る場面が印象的だった。

舞台は原作漫画の試合の臨場感を再現し、まるで観客がその場で熱戦を見守っているかのような体験を提供することを特徴としている。2015年の初演以来、シリーズは11作まで続き、ファンから熱烈な支持を集めている。

特に日向翔陽役の日向役を務める二宮は、「原作ファンとして11回もアニメを見た」と明かし、ユニフォームに袖を通した感動と緊張を語った。影山役の原も作品に対する愛着を示し、緊張した心境を語っていた。

また、シリーズ初代日向役の須賀健太もイベントに参加し、歴代キャストや制作スタッフと共に中国ツアーへの意気込みを共有した。

この海外公演プロジェクトは、世界中の「ハイキュー!!」ファンに向けて作品の魅力を発信すると同時に、演劇としての新たな挑戦と成長を示すものとして期待されている。

ファンにとっては、舞台独自の迫力ある演出とキャストの熱演が詰まった貴重な体験となるだろう。今後のツアーの詳細や公演スケジュールにも注目が集まっている。