アクション映画界のレジェンド、トム・クルーズが命がけのスタントで再び話題をさらった。『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』の撮影中、彼は燃えるパラシュートを背負い南アフリカのドラケンスバーグ山脈でヘリから高度約2286メートルの地点まで上昇。自身で複葉機から飛び降り、燃料を含ませたパラシュートに火をつけた。さらには火がついたパラシュートを外して第二のパラシュートを開くという極限のスタントに挑戦し、これを16回も繰り返してギネス世界記録に認定されたのである。 彼のこの挑戦は単なるスリルではなく、最大のリスクも伴う。パラシュートが燃えてねじれた際には自身も回転しながら燃える危険があるため、10秒以内にねじれを直し火をつける必要があった。ギネス世界記録の編集長も彼の長きにわたるキャリアと実績を称賛し、1億ドル規模の映画に連続して出演し続け、世界的なアクションスターとして君臨していることを強調する。 映画は公開されると国内外で大ヒットとなり、6月8日までに日本国内で34億円の興行収入を突破。週末興行ランキングで2週連続1位を記録するなど快進撃が続いている。今回の記録はトム・クルーズが常に体を張って観客を魅了する逸話の一つとして、推し活ファンにとっても語り草となるだろう。彼の挑戦は映画の枠を超え、真の意味でのヒーロー像を体現していると言える。これからも彼の新たな挑戦から目が離せないだろう。