人気お笑いコンビ・千鳥の大悟が、日本テレビの深夜番組「大悟の芸人領収書」に出演し、吉本興業の漫才劇場における独特な楽屋事情について語った。ある渋谷の劇場では新進気鋭の芸人でも楽屋の入口で立っているしかなく、先輩芸人が占めるソファ席に座れないという不満が明かされた。大悟はこの状況について「古いよお前ら」と指摘し、実力主義の時代への変化を促す提案をしている。

また、渋谷劇場の芸人たちが取り入れている過激なパフォーマンス文化についても話題となった。身体を張る笑いを良しとする風潮が強く、脇腹を赤くして笑いを取ろうとする過激なリアクションやおもちゃのバットでの殴り合いも披露されている。大悟はこれについてジョーク交じりに言及しつつも、やりたくない芸人に強制するべきでないとの考えも示した。

さらに、千鳥がMCを務めるABEMAのレギュラー番組「チャンスの時間」では、新たなヤンチャ芸人を発掘するオーディション企画が話題となった。参加者は即興で大喜利やギャグ対決に挑み、自由な発想と即興性をアピール。大悟や他の審査員は、若手の破天荒なパフォーマンスやスタジオを巻き込む盛り上がりに驚きを隠せなかった。

これらの取り組みは、伝統的な漫才の枠を超えた多様なお笑いの可能性を示している。若手芸人の自由な表現を尊重する一方で、居心地の良い環境作りや無理強いの排除など、より良い舞台環境の構築も求められている。推し活の視点からも、こうした芸人たちの熱意や挑戦は魅力的であり、新しい才能とユニークな企画が今後の注目ポイントである。