フジテレビの社内問題が影響し、山下智久主演の連続ドラマ『ブルーモーメント』の映画化企画が白紙となったことが報じられている。

同ドラマは小沢かな氏の漫画が原作で、気象災害に立ち向かう架空の組織を描く作品だ。山下は気象班チーフを演じ、最終回では続編を示唆する演出があった。

そのため劇場版制作に向けた話も進んでいたが、4月に報じられたフジテレビの社内トラブルに伴う中居正広氏関連問題が影響し、企画は暗礁に乗り上げた。

山下サイドは契約や条件面で交渉を続けていたものの、問題の露見により出演保留となり、最終的に正式に断る決断をしたという。

背景には山下が国内外で俳優活動やブランドアンバサダーを務め、特に海外での高い人権意識や性暴力問題への厳格な対応を鑑みたことがある。

海外では性加害に関する問題が非常に敏感に扱われているため、彼が問題を抱えたフジテレビとの距離を置く選択は理解されている。

この状況は、山下の今後の活動にも影響を与える可能性があり、推し活ユーザーにとっては動向を注視したいニュースとなっている。

一方で、「ブルーモーメント」はそのドラマとしての評価も高く、再集結を望む声も多い。

今後の状況が安定し、新たな企画が動き出すことを期待したい。

また、この件は日本の芸能界における人権意識の高まりやグローバルスタンダードとの乖離を浮き彫りにしていると言える。

ファンとしては、推しの多面的な活躍と環境変化を理解し、支援の仕方を考える良い機会である。