NHKの連続テレビ小説『あんぱん』では、今田美桜がヒロイン若松のぶを演じている。最新の第11週「軍隊は大きらい、だけど」では、物語の中心が幼なじみで軍人の柳井嵩（北村匠海）に移っているが、そのなかでものぶに新たな動きがある。

6月11日に放送予定の第53話では、のぶの夫・次郎（中島歩）からの手紙が届くシーンが描かれる。嵩が幹部候補生試験に受かるなど、日々のエピソードが積み重なる中で、のぶのもとに届いた手紙は彼女の物語に新たな光をあてるきっかけとなる。

『あんぱん』は、やなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルに、人生の荒波を二人が乗り越える様子を描いた作品だ。脚本は中園ミホが担当し、戦争を背景にしたリアリティのある描写が視聴者から評価されている。

現在は軍隊生活を描く週で、男性視点の物語が中心に展開されているが、主人公ののぶも回想や重要な場面で登場し物語を支えている。視聴者からはのぶの登場シーンが少なくても、その存在感に注目が集まっているとの声がある。

ドラマはNHK総合で毎週月曜から土曜8時に放送され、演じる今田美桜の表現力によって視聴者の共感を集めている。なお、脚本や演出の工夫で戦時中の生活や逆境に立ち向かう人々の姿が丁寧に描かれている点も評判だ。

推し活ユーザーにとっては、のぶという強く気高いヒロインを通して、感動や深い人間ドラマを味わえることが魅力的だろう。今後の展開も注目され、ファン心理を揺さぶるドラマの一つとしておすすめできる。