ハリウッド俳優トム・クルーズが、映画『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』の撮影で挑んだ驚異の大技が話題となっている。彼は南アフリカ共和国のドラケンスバーグ山脈で、燃料を染み込ませたパラシュートを背負い、火が点いたままの状態で16回飛び降りるという壮絶なスタントを敢行。高高度7500フィート（約2286メートル）からのこのパフォーマンスで、ギネス世界記録「個人で最も多く燃えたパラシュートで飛んだ」を獲得した。

クルーズはこの危険な挑戦について、「燃えている間にパラシュートがねじれると自身が回転しながら燃えてしまうため、ねじれを解消してから火をつける必要がある。与えられた時間はわずか10秒だった」と撮影秘話を明かした。この冷静な判断力と肉体能力の高さが、成功の秘訣といえるだろう。

彼はこれまでも過酷なスタントを自らこなすことで知られており、今回の新記録はその勇敢さと実力を改めて示した形だ。ギネス世界記録編集長も「彼は記録を次々と塗り替え、アクション映画界をけん引し続ける俳優」と称賛する。

加えて、『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』は国内外で大ヒットを記録。2025年国内の洋画実写興行収入でトップを維持し、公開からわずか3週で30億円を超える興収を上げている。

シリーズの集大成とも言える本作で見せるクルーズの肉体と精神の限界に挑む姿は、推し活ファンにとっても見逃せない必見の内容である。

また彼の俳優としてのキャリアは、1億ドル規模の映画に連続出演する数少ない存在として映画界に君臨し続けていることを物語る。

トム・クルーズの挑戦は、エンタメ界の新たな伝説を作りつつあり、今後の活動がますます楽しみである。