NHK総合が12月に放送予定の放送100年特集ドラマ『火星の女王』に、菅田将暉が主演で出演することが発表された。

このドラマは小川哲の原作をもとに、脚本家の吉田玲子が手がけたもので、火星に10万人が移住してから100年後の未来を舞台としている。

物語は、未知の力を持つ謎の物体が出現し、それによって加速する火星社会の動揺と変革を描いている。

菅田は地球で暮らす惑星間宇宙開発機関の若き職員・白石アオトを演じる。彼は鉱物学に詳しく、火星での研修中に視覚障害を持つ主人公リリと出会い、共通の趣味である地球バンドのファンということから意気投合する。

スリ・リンが演じるリリはラジオ好きで、視覚障害ながら火星のアカデミーを卒業し地球を目指している。

菅田は「100年後の我々の話を想像しながら演じ、未来のテクノロジーと変わらぬ人間の体温の対比を感じた」とコメントしており、深い人間ドラマの魅力も期待される。

菅田将暉は10年以上にわたり多彩な役柄を演じ分け、その自然な表現力で多くの視聴者を魅了してきた。

俳優としてだけでなく音楽活動でも成功を収めている彼が、SF作品の新たな次元に挑戦するこのドラマに注目が集まっている。

未来の火星社会と人間の複雑な感情を見事に描写した作品は、推し活に励むファンにとっても見逃せない一作となるだろう。

ドラマの詳細や放送情報はNHKの公式発表を待ちたい。