今年4月に放送された山下智久主演のドラマ『ブルーモーメント』が、劇場版の企画が白紙になったことが報じられた。原作は小沢かなの同名漫画で、気象災害に立ち向かう特別災害対策本部の活躍を描いている。山下は気象班チーフ役を好演し、ドラマ最終回でも続編を示唆する演出があったため、劇場版への期待が高まっていた。だが、同ドラマを巡り、フジテレビの元タレント中居正広氏に関する問題が影響したことが背景にある。山下の所属事務所はフジテレビと交渉を重ねたものの、問題の影響で出演を保留し、最終的に正式に断りが入ったという。山下本人は海外活動も活発であり、イタリアのブルガリやフランスのディオールのアンバサダーを務めているため、海外で厳しく扱われる性暴力や性加害に関する問題を重く見ているとされる。これにより、海外での信頼も考慮した結果、フジテレビから距離を置く決断に至ったようだ。なお、フジテレビ側は制作の詳細について公式にコメントを控えている。ドラマ自体は高評価だっただけに、山下の挑戦が映画化で続かないのは推し活ユーザーにとっても残念なニュースとなっている。