2024年に結成5周年を迎えた音楽ユニットYOASOBIが、アジアでの大規模ツアーを経て、初めてヨーロッパの独自ステージに立った。舞台はロンドンのWembley Arenaという英国ロックの聖地。歴史ある会場へ登場した瞬間から、観客は熱狂的な歓声に包まれた。

ステージでは巨大なモンスターバルーンを用い、YOASOBIの世界観を鮮やかに表現。Ayaseとikuraが出演し、「We are YOASOBI from Japan」と宣言、ライブは「セブンティーン」から始まり、「祝福」「UNDEAD」など次々と代表曲が披露された。

初のロンドン公演では、MCでロンドン訪問の感謝を述べるなど、現地ファンとの心の交流も深めた。「PLAYERS」などは国境を越えた共感を呼び、会場は一体感に満ち溢れた。

さらに最新曲「Watch me！」が初披露され、キュートなメロディとバンドサウンドが観客の歓声を引き出した。

6月6日にはスペイン・バルセロナの音楽フェスティバル『Primavera Sound 2025』のメインステージにも出演。YOASOBIとして日本人アーティスト初の快挙となり、唯一無二の世界観で現地のファンを魅了した。

続くロンドン2日間のワンマン公演は約1.8万人を動員。ダイナミックなパフォーマンスとファンへの感謝の気持ちを込めたMC、代表曲と新曲の融合で、観客を魅了し続けた。

国境を超えて多くの人々をつなぐYOASOBIのライブは、日本のポップカルチャーの新たな地平を切り開いたと言えるだろう。