日本の音楽ユニットYOASOBIが、2025年にヨーロッパでの輝かしい活動を展開した。スペイン・バルセロナで開催された「Primavera Sound Barcelona 2025」では、日本人アーティスト初のメインステージ出演を果たし、その唯一無二の世界観で現地ファンを魅了した。約50分間に及ぶパフォーマンスで、代表曲を惜しみなく披露し、圧倒的な存在感を示した。

約1.8万人を動員したあと、初のヨーロッパ単独公演の舞台となったロンドンのWEMBLEY ARENAでは、伝説的な音楽の殿堂に新たな歴史が刻まれた。日本で成功を収めた7都市14公演のアジアアリーナツアーを経て、さらにスケールアップした約100分のライブは、観客を熱狂の渦に巻き込む。

ステージには特徴的なモンスターのバルーンが舞い、Ayaseとikuraが登場すると歓声が大きく湧き起こった。開幕曲「セブンティーン」から次々にヒット曲を披露。ゲームをモチーフにした「PLAYERS」も披露され、会場の一体感を高めた。

軽快なビートの「好きだ」「ハルジオン」では、観客も自然と身体を揺らし、音楽の持つ言語を超えた結びつきを感じさせた。最新曲「Watch me!」も初披露され、その魅力と新たな可能性を示した。

MCでは、初めて訪れた土地への感謝や、広がる光景への思いが静かに語られ、観客との絆がより深まった。

総じてYOASOBIは、国や言語の壁を超える表現力とパフォーマンスで海外の観客を魅了。彼らの音楽が持つ物語性とアート性がこのステージで見事に表れており、今後の国際的な活躍も期待される。