4月に放送された山下智久主演ドラマ『ブルーモーメント』の映画化計画が、フジテレビの社内問題の影響で白紙となった。

ドラマは気象災害に立ち向かう特別災害対策本部の活躍を描き、山下は気象班のチーフを好演。続編を匂わせる最終回の演出もあり、山下自身も映画化に意欲を示していた。

しかし、フジテレビにおける中居正広氏を巡るトラブルが深刻化し、同局へのイメージダウンや人権意識の問題が表面化。これが影響し制作環境が悪化、撮影場所の確保も困難になった。

山下サイドはフジテレビと交渉を続けていたものの、問題の影響を考慮し最終的に出演保留、映画化は断念した。山下は海外での活動も多く、性暴力問題に厳しい海外の人権基準を考慮したと思われる。

彼は俳優として活躍するだけでなく、ブルガリやディオールといった世界的ブランドのアンバサダーも務めているため、海外でのイメージ維持が重要な要素とされる。

この件は国内外に波紋を広げ、イギリスBBCなど海外メディアも注目。

今後の展開として、フジテレビは社内問題の解決と信頼回復が求められるが、山下のように海外進出する日本の俳優にとっては、国際的な人権感覚が活動選択に大きな影響を与えそうだ。

ファンにとっては残念な報告だが、彼のグローバルな活躍に期待しつつ、今後の動向を見守る必要がある。