YOASOBIが2025年6月、ヨーロッパの音楽シーンで圧倒的な存在感を放った。同グループはスペイン・バルセロナで開催されたヨーロッパ最大規模の音楽フェス「Primavera Sound 2025」にて、日本人アーティストとして初めてメインステージの“REVOLUTステージ”に立ち、約50分のセットで代表曲を披露し大きな反響を呼んだ。

その直後には、ロンドンの伝説的なライブ会場Wembley Arenaでヨーロッパ単独公演を初開催。2日間で約1.8万人を動員し、約100分にわたる圧巻のステージを繰り広げた。ステージは特徴的なモンスターの造形を施した巨大バルーンで彩られ、YOASOBIならではの独特な世界観を鮮やかに立体化した。

ライブは代表曲のほか、5月に配信リリースされた新曲「Watch me!」も初披露され、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。フロントボーカルikuraの英語での挨拶から始まるステージは、観客との一体感を高め、言葉や国境を越えた共感の場となった。

ロンドン公演では疾走感あふれる「セブンティーン」「祝福」「UNDEAD」などの連続パフォーマンスが続き、MCでは初訪問故の感動や応援への感謝も語られた。観客は音楽とともに一体となり、YOASOBIの持つポップながらも物語性豊かな音楽世界に浸った。

このヨーロッパ進出は、結成5周年を迎えて国内外で着実に成長を続ける彼らの新たな挑戦として位置づけられ、現地ファンのみならずグローバルな音楽愛好家からも支持を集めている。

今後のさらなる海外活動にも期待が高まる中、YOASOBIは日本の音楽を世界に発信する重要な存在として、その存在感をますます強めている。

彼らのライブは単なる音楽イベントを超え、独自のストーリーとビジュアル演出で観る者を魅了し、これからの推し活に欠かせないトピックとなることは間違いない。

今後も新曲とあわせて、世界を舞台にしたパフォーマンスが注目され続けるだろう。