人気の刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を題材とした新展開が話題となっている。

まず、2025年夏に歌舞伎「刀剣乱舞 東鑑雪魔縁」が上演される。これは2023年に好評を博した歌舞伎作品の第2弾で、鎌倉時代の源実朝の時代を題材にした完全新作オリジナルストーリーである。

福岡の博多座で8月5日から11日まで上演予定で、古典歌舞伎の演出技法と「刀剣乱舞」の世界観が見事に融合している。尾上松也ら豪華キャストが出演し、チケットも好評発売中だ。

一方で、7月9日には「刀剣乱舞 ONLINE アンソロジーコミック 極」というアンソロジーコミックが星海社COMICSから発売されることも注目されている。

このアンソロジーは、強さを追求して“極”に至る刀剣男士の姿を９人の人気作家が描くもので、多彩な作家陣のそれぞれの個性あふれる作品が楽しめる。カバーイラストは殿ヶ谷美由記が担当し、購入特典としてイラストカードも用意されている。

歌舞伎作品では喜多村緑郎の体調不良による休演が発表されたが、代役に喜多村一朗が抜擢されるなど、ファンの期待に応えるためのキャスト体制も整えられている。

また、アクションゲーム版のSteam版が6月10日から期間限定で半額セール中で、追加衣装や楽曲などのDLCも割引対象となっており、ファンには見逃せないチャンスである。

歌舞伎、コミック、ゲームと様々な形で「刀剣乱舞」の世界が拡大し、多様な楽しみ方が提供されている現状がうかがえる。今後の関連展開も期待されている。