女優の永野芽郁は、TBSの日曜劇場『キャスター』で総合演出・崎久保華役を演じている。当初、2024年4月のスキャンダル報道後に彼女の出演シーンが減少し、“フェードアウト”の憶測がネット上に広がった。しかし、ドラマ制作関係者の話や実際の放送内容からは、出演減はストーリー展開や編集の都合によるもので、恒常的な出演減ではないとの指摘がある。ドラマは6月15日に最終回を迎えるが、永野の出演は引き続き注目されている。

　一方で騒動の影響で、いくつかのCMが削除されたり、ラジオ番組の降板やNHK大河ドラマの降板など、彼女の仕事には大きな影響が出ている。だが、Netflixのドラマへの出演継続も報じられ、ネット配信という形での活動復帰が予定されている。Netflixは地上波と異なりスポンサーの影響を受けにくいため、こうした出演が許容されやすい。

　映画面では、主演作『かくかくしかじか』が公開初期には興行収入トップを記録する好調なスタートを切ったものの、その後の動きは伸び悩んでいる状況だ。今後は映画とドラマ双方で独自の活動を続けることで復活が期待されている。

　永野の活動は一部で厳しい声もあるものの、業界関係者は彼女の演技力と魅力に注目しており、映画やドラマでの存在感は依然として高い。騒動の影響を受けつつも、彼女が持つ底力を見せる時期が近いと言えるだろう。