WEST.の小瀧望が、人気韓国ウェブトゥーンを原作としたミュージカル「梨泰院クラス」の主人公パク・セロイ役を務める。6月9日に東京建物Brillia HALLで初日を迎えた同作は、世界初のミュージカル化であり、その初演に小瀧は「初演の大変さを痛感した2カ月だった」と振り返る。稽古期間中、共演者やスタッフと一丸となって作り上げてきた成果を届ける高揚感に満ちているという。

一方、役作りに関しては原作を入念に読み込み、原作ファンとしても知られる小瀧はミュージカルでのセロイ像を自身なりに表現。過去にセロイヘアを経験済みで、今回のヘアスタイルにも愛着があると語った。また共演者からは彼の純粋さが度々明かされ、梅澤美波からは「顔がパーカーの色になっていた」と照れた一面も披露されている。

この作品には日本、韓国、アメリカのクリエイターが制作に参加し、グローバルな環境での熱のこもった稽古が繰り広げられた。稽古現場では日本語、英語、韓国語の通訳が飛び交う多言語交流もあり、小瀧は「英語の勉強をしておけばよかった」と実感したそうだ。

ミュージカルは6月30日まで東京で上演され、その後大阪や愛知にも巡回予定。Wキャストで出演する和希そらやsara、梅澤美波、川口ゆりなどが華を添え、信頼できる仲間たちと最後まで全力で挑む意気込みも語られている。

初のミュージカル挑戦となる小瀧は、作品のパワフルなメッセージ性に負けないよう、一歩ずつ役に向き合いながら、新たなステージでの成長を目指している。演劇ファンや小瀧の推し活ユーザーにとって必見の舞台となることは間違いないだろう。