NHKの放送100年記念ドラマ『火星の女王』が12月に放送されることが決定し、主演に菅田将暉と国際オーディションで選ばれたスリ・リンが抜擢された。

作品の舞台は2125年、火星に10万人が移住して40年が経過する未来。火星社会は惑星間宇宙開発機関ISDAの支配と自由を望む住民たちの対立で揺れており、突如として現れた未知の超常現象が物語の核心となる。

スリ・リンが演じるリリ-E1102は視覚障害を持つ音楽好きの若者で、火星でのアカデミー卒業後に地球へ向かおうとしている。一方、菅田将暉は地球のISDA日本支局勤務の若手職員、白石アオト役を務め、鉱物の専門知識を持つ彼は火星での研修中にリリと出会い、共通の音楽の趣味で強く意気投合する。

菅田はこの役について「100年後の未来を想像しながら演じるのは未知との遭遇の連続だったが、進化したテクノロジーの裏に変わらぬ体温がある」とコメントしている。

本作は原作者の小川哲の世界観を吉田玲子が脚本に起こし、SFの世界観にリアリティを持たせる壮大な物語として期待されている。菅田将暉の多面的な演技力は、未来という設定でも生き生きとした人間像を見せることができる点が評価されている。

また、菅田将暉は2009年の主演作以来、多彩な役柄を通じて確実に地位を築き、音楽活動も高い評価を受けている。今回の出演は彼の俳優・アーティスト両面での成長を映し出す重要な作品となるだろう。

推し活ユーザーにとっては注目のドラマであり、未来SFと音楽要素が融合する新しい物語に触れる絶好の機会である。

放送までの期待感が高まる中、これからの情報にもぜひ注目したい。