『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』の撮影でトム・クルーズが命懸けのスタントに挑み、燃えるパラシュートを背負って16回飛び降りるというギネス世界記録を樹立したことが話題となっている。

彼は南アフリカのドラケンスバーグ山脈でヘリコプターから高度約2286メートルまで上昇し、燃料を染み込ませたパラシュートに火を点けて飛び降りた。燃えているパラシュートを素早く切り離し、安全なパラシュートへと切り替える必要があるため、極めて高い技術と冷静な判断力が求められた。

「燃えている間にパラシュートがねじれると自分も回転して火に包まれてしまう」と彼自身が説明しており、ねじれを解消してから火を点ける時間は10秒と非常に短い。

クルーズはこの過酷なスタントを16回も成功させ、個人での「最も多く燃えたパラシュートでのジャンプ数」として正式にギネス世界記録に認定された。

彼は長年にわたり多くのスタントや危険なシーンを自ら演じることで知られ、ハリウッドのトップスターとして名を馳せている。ギネス編集長もその記録破りの俳優人生に敬意を表している。

また、『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』は全世界で大ヒットを記録し、既に興行収入は約512億円に達している。作品のクオリティの高さと彼の熱意が観客の支持を受けているのだ。

公開された後も週末興行ランキングの上位をキープし、2025年洋画および実写作品の中で最速で興収30億円を突破する記録を打ち立てている。

トム・クルーズの挑戦的な姿勢と圧倒的なスタント演技は、推し活を楽しむファンの心を掴み続けている。彼の真摯な映画愛とパフォーマンスは、アクション映画の新たな魅力を強く感じさせるだろう。