2025年6月、音楽ユニットYOASOBIがヨーロッパでの活躍を加速させた。まず、スペイン・バルセロナで開催された『Primavera Sound Barcelona 2025』に日本人アーティストとして初めてメインステージ“REVOLUTステージ”へ登場し、約50分間にわたり代表曲を惜しみなく披露。現地のファンを熱狂させ、唯一無二の世界観で魅了した。

続いて、同月8日と9日には、英国ロンドンにある著名な音楽会場『OVO Arena Wembley』で自身初のヨーロッパ単独ワンマン公演を開催した。その舞台は“英国ロックの殿堂”ともいわれ、歴史ある空間に新たな伝説を刻む場となった。

両日ともに、特徴的なモンスターの造形が施された巨大バルーンがステージを彩り、視覚的にも強い印象を与えた。約100分のステージでは、「セブンティーン」や「祝福」、「UNDEAD」などライブの定番曲に加え、最新曲「Watch me!」も初披露され、会場は歓喜と熱狂に包まれた。

AYASEの繊細なサウンドプロデュースとIKURAの透明感あるボーカルが織り成す世界は、言葉の壁を越えて多くの観客の心に響いている。

また、ライブ中のMCでは初めて訪れたロンドンへの想いや会場への感謝が語られ、国境を越えた音楽の繋がりを強く印象付けた。

今回のヨーロッパツアーは、2024年に実施した結成5周年記念のドーム公演と並び、YOASOBIのグローバル展開の重要なマイルストーンとなった。

そのパフォーマンスは、ライブスケールの拡大だけでなく、音楽を通じて世界各地のファンと心を繋げる力強いメッセージとしても受け止められている。

今後もYOASOBIの国際的な飛躍から目が離せない。