NHK連続テレビ小説『あんぱん』の第53話が2025年6月11日に放送される。主演の今田美桜が演じる若松のぶは、物語の中で夫・若松次郎からの手紙を受け取るシーンが描かれる。

本作は『アンパンマン』の原作者であるやなせたかしさんとその妻、小松暢さんをモデルとしたストーリーで、2人が逆境を乗り越えながら夢を追う姿を追っている。脚本は中園ミホ氏が担当し、丁寧な人物描写と歴史背景の再現が評価されている。

今週の物語は「軍隊は大きらい、だけど」と題され、主人公の幼なじみ・柳井嵩（北村匠海）が小倉連隊での過酷な軍人生活を送る様子が主軸だ。嵩は厳しい指導や理不尽な暴力に耐えながら成長し、仲間や謎多き人物との交流が深まる。

その間、のぶは夫からの手紙を受け取り、高知での生活や家族の絆にスポットが当てられる。この夫婦の温かな交流が作品の感動をより一層深めている。

視聴者からは、今週は軍隊生活を中心に描かれるため、ヒロインであるのぶの出番が回想シーンに限られているとの声もあるが、戦争の現実と非情さを描く制作側の意図として理解されている。

放送はNHK総合で毎週月曜から土曜の朝8時からであり、ドラマファンや推し活ユーザーからは主人公の成長や人間模様を見守る声が多い。

今田美桜の繊細な演技が物語に深みを与え、夫婦や仲間たちの絆を描くドラマの魅力を押し上げている。今後の展開にも注目が集まっている。