フジテレビでの一連の問題がくすぶる中、山下智久主演の映画化企画が白紙になったことが報じられた。

山下智久は小沢かな氏の漫画を原作としたドラマ『ブルーモーメント』（2024年4月期）に主演し、架空の救助組織のリーダー役を好演していた。

ドラマ最終回では続編を示唆する演出があり、劇場版化の動きもあったが、フジテレビの問題が影響し企画が暗礁に乗り上げたと伝えられている。

山下サイドはフジテレビと制作や契約の詳細について交渉を重ねていたものの、問題が露見したタイミングで出演保留の姿勢を示し、最終的に正式に断りを入れたという。

この決断の背景には、山下が海外でも活躍し、特に性暴力や性加害問題に対して意識の高い国々で活動することが大きく関係しているという。

俳優業に加え、イタリアの『ブルガリ』やフランスの『ディオール』など世界的な高級ブランドのアンバサダーも務めている山下は、日本以上に厳しい基準が求められる海外市場の影響を強く受けている。

こうした国際的な立場を踏まえ、山下智久が問題のある環境から距離を置く姿勢を取るのは理解できるとしている。

また、この一連の報道についてフジテレビは「制作の詳細については答えていない」としつつも映画企画が白紙になったことは明らかにされている。

ドラマからの続編や劇場版には強い期待が寄せられていただけに、今回の件はファンにとっては残念な結果となった。

今後の動向や新たな作品展開に関して、山下智久の活動には引き続き注目が集まる。