山下智久主演のドラマ「ブルーモーメント」の劇場版企画が、フジテレビ内のトラブルの影響で白紙となったことが報じられた。

「ブルーモーメント」は小沢かなの同名漫画を原作とし、気象災害に立ち向かう架空組織の活躍を描く作品である。山下は気象班チーフ・晴原柑九朗役を務め、ドラマの最終回では続編への期待も示されていた。

しかし、フジテレビ内の中居正広氏を巡る問題が浮上し、撮影場所の確保困難などが生じたことにより、映画化計画が頓挫したという。

山下の関係者はフジテレビと交渉を行っていたものの、問題の影響で出演決定を保留し、最終的に正式に断りを入れたとのこと。

背景には、山下が海外でも活動し、人権意識の高い環境にいることがある。海外のブランドアンバサダーとしての活動も影響し、性暴力や性加害問題に対する感度が高いことから、問題を抱える局との距離を置く判断に至ったと見られている。

今回の件は国内だけでなく、BBCなど海外メディアでも取り上げられている状況であり、今後の影響も注目される。

山下はドラマ本編では高く評価されており、続編・映画化に対する期待も依然として根強い。

ファンとしては、山下の安全や倫理面への配慮を尊重しつつ、新たな形での作品展開が望まれるところである。

フジテレビ側は制作の詳細についてコメントを控えており、今後の動向が注目される。

今回の白紙決定は、テレビ局の体制や社会的課題に対する俳優の意識の高さを示すものとも言えるだろう。