伊原六花（26）は大阪府立登美丘高校のダンス部キャプテンとして、“バブリーダンス”で全国的な注目を集めた後、芸能界に進出した女優である。

高校3年の2017年には、荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」を踊るバブリーダンスが話題になり、全国大会で優勝・準優勝を収め、紅白歌合戦へのバックダンサー出演も果たしている。

卒業後はフォスター事務所にスカウトされ、『チア☆ダン』（TBS）でドラマデビュー、続いて2019年には歌手デビューと多方面で才能を発揮している。

朝ドラ「なつぞら」では広瀬すずの先輩役として出演したが、演技力には課題が指摘されていた。

20年には念願のブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー Season3』のヒロインに選ばれながらも、コロナ禍の影響で公演中止という困難に直面。

21年以降は舞台や映画の出演経験を積み、24年3月には深夜ドラマ「ブギウギ」で意志の強い後輩役を演じて役者としての認知度を高めた。

同年には「肝臓を奪われた妻」「パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実」といったドラマに主演し、2025年7月期の1時間連続ドラマ「恋愛禁止」で初の連ドラ主演を務める。

同世代の橋本環奈や永野芽郁と比べ、まだゴールデンタイムの主役には至っていないが、着実に実力を積み上げている。

ダンスから女優へとキャリアを拡大し、今後一層の飛躍が期待される。

彼女の成長と次の大きな展開を注目したい。