人気ガールズグループとして世界的な注目を集めるBLACKPINKのメンバー、ジェニーが、韓国に戻りグループ活動の準備を進めながら、自身のソロ活動を振り返る画像を公開した。

今年3月にリリースされた初のフルアルバムに収録された楽曲のミュージックビデオ撮影時に着用した多彩な衣装の数々が話題を呼んでいる。

特に注目されているのは、韓国の伝統工芸である螺鈿（らでん）を用いて作られた衣装で、300時間以上かけた手作業による一点物だという。

このブラックのチューブトップに銀色の花をあしらった衣装は、芸術性が高く、ジェニーの繊細で洗練された魅力を際立たせている。

また、ピンク色の“天使の羽”付き衣装には、韓国の国番号を示す「+82」の文字が刺繍されており、母国への愛情が感じられるデザインとなっている。

これらの衣装は、先ごろ出演した人気バラエティ番組でも紹介されており、ジェニーが自らのルーツであるソウルへの思いを語る場面もあった。

アルバムリリース直後には、ファッション誌にも登場し、色気たっぷりの衣装で注目を浴びていたが、今回の手作業衣装はその表現を超越し、アートの域に達した洗練された美しさを兼ね備えている。

ジェニーはソロアーティストとしても「コーチェラ」や「メットガラ」という世界規模のイベントに出演し、グローバルな存在感を示すと共に、現在はBLACKPINKのメンバーと新アルバムの制作に取り組んでいる。

彼女のファッション選択は、ただの衣装以上の意味を持ち、韓国伝統文化と現代ポップカルチャーの融合という新たな美学をファンに提示しているといえる。

この独創的かつ緻密な衣装づくりは、ジェニーが芸術家としての一面を持ちながら、推し活ユーザーにとっても感度の高いファッションアイコンとしての魅力を再確認させる。

今後の活動から目が離せない存在として、世界中のファンから熱い視線が注がれている。