トム・クルーズは最新作『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』の撮影で、驚異的なスタントに挑みギネス世界記録に認定された。

彼は南アフリカのドラケンスバーグ山脈で、高度約2286メートルから燃料を染み込ませたパラシュートを背負って飛び降りた直後、パラシュートに火がつく。その火を素早く消して第二のパラシュートを開くという命がけのパフォーマンスを16回も成功させた。

この挑戦は「個人で最も多く燃えるパラシュートで飛んだ」として世界記録となった。トムは撮影時、火がついたパラシュートのねじれを10秒以内に解消しなければならず、高度な技術と冷静さが要求された。

彼のスタントへの真摯な姿勢と挑戦心は、長年パートナーである監督クリストファー・マッカリーとの作品作りにも反映されている。二人は毎回作品を完成させても「もっと良くできる」と意見を交わすほど向上心が強い。

この最新作は、国内外で興行収入を34億円以上にまで伸ばし、2025年の公開洋画実写作品としてはトップクラスのヒットとなっている。

また、トムは同業のキアヌ・リーブスとも公私で親交が深く、互いの新作公開ごとに尊敬と応援の言葉を送り合う仲だ。

こうした強い絆や新たな挑戦を続ける姿が、彼をエンターテインメント界の不動のスターたらしめている。

次回作への期待も高まる中、トム・クルーズは今後も革新的なアクションでファンを魅了し続けるに違いない。