現在、女優の伊原六花（26）はフジテレビ制作の「パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実」に出演中であり、さらに7月期には日本テレビ制作のドラマ「恋愛禁止」で主演を務める。これにより彼女は1時間連続ドラマ主演が初となり、2クール連続主演を果たすという勝負の時期を迎えている。

伊原は大阪府立登美丘高校のダンス部出身であり、高校時代には100人以上の部員のキャプテンを務めた。2017年には肩パッド入りのボディコン衣装で荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」を踊る「バブリーダンス」を披露し、全国高校ダンス部選手権で優勝を果たした。このパフォーマンスはバラエティ番組などで取り上げられ、彼女とチームはNHK紅白歌合戦の郷ひろみバックダンサーとしても出演。

バブリーダンスが注目され、芸能事務所フォスターにスカウトされて高校卒業後に芸能活動を開始した。2018年7月期のドラマ「チア☆ダン」でドラマデビューを飾り、19年には歌手デビューも果たした。さらに朝ドラ「なつぞら」ではヒロインの先輩役で出演し、注目を集めている。

20年にはミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」のヒロインをオーディションで勝ち取るが、コロナ禍の影響で公演中止となり活動のペースに影響が出た。その後も舞台やドラマで経験を積み、2024年3月に放送した「ブギウギ」では意志の強い後輩役を好演。

同年4月からは地上波連ドラ「肝臓を奪われた妻」で初主演し、復讐に燃えるシングルマザーの役を熱演した。連続ドラマ主演としての経験を重ねる中、2024年7月期の「恋愛禁止」で初の1時間ドラマ主演に臨む。

彼女と同学年のタレントには橋本環奈がいるが、伊原は朝ドラヒロインはかなわなかったものの、着実に経験を積み、今後はゴールデンタイム帯のドラマ主演が期待されている。義務感や努力を重ねている姿勢がうかがわれ、さらに活躍のステージを広げる可能性が高い。推し活ファンにとっても今後見逃せない存在であることは間違いない。