現在、女優の伊原六花が2クール連続でドラマ主演を務めて注目を集めている。彼女は大阪府立登美丘高校のダンス部出身で、今や話題となった「バブリーダンス」の中心人物だった。高校時代は100人以上の部員を率いるキャプテンとして、2017年には肩パッド入りの衣装で荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」を踊り全国ダンス部の頂点に立った。

その後、彼女のダンスはバラエティ番組やYouTubeで人気を博し、NHK紅白歌合戦にも郷ひろみのバックダンサーとして出演。これがきっかけで芸能事務所にスカウトされ、高校卒業後に女優活動を開始した。

2018年にはドラマ「チア☆ダン」でドラマデビュー。歌手としても2019年にデビューし、NHK朝ドラ「なつぞら」にも出演するなど多方面で活躍の幅を広げている。

しかし演技はまだ発展途上で、朝ドラ内のバーター出演と評価されることもあったが、それでもドラマ、映画、舞台への出演を積み重ね、着実にキャリアを積んできた。

2020年には念願のミュージカルヒロインに抜擢されたが、コロナ禍の影響で公演中止となり一度は挫折も経験。

昨年の舞台出演を経て、今期は30分枠の連ドラや7月スタートの1時間連ドラでの主演が続くことが飛躍の年と期待されている。

同じ1999年生まれには橋本環奈や永野芽郁がいるが、伊原は苦労も努力も重ねながら自分のペースで着実にステップアップを見せている。今後、ゴールデン・プライム帯ドラマの主演獲得が期待される中、彼女のさらなる活躍が楽しみだ。