現在放送中のドラマ「パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実」（フジテレビ／関西テレビ制作）に主演し、7月期の「恋愛禁止」（日本テレビ／読売テレビ制作）でも主演を務める女優・伊原六花が注目を集めている。

26歳の伊原は、ダンスで一躍脚光を浴びた大阪府立登美丘高校のダンス部出身であり、2017年に「バブリーダンス」で全国高等学校ダンス部選手権優勝を飾ったエピソードも持つ。

その後、同年NHK紅白歌合戦で郷ひろみのバックダンサーとして出演し、当時は「ただの高校生が紅白に出場できて嬉しい」と語っていた。

高校卒業後は、芸能事務所フォスターにスカウトされ、2018年のドラマ「チア☆ダン」でデビューを果たした。チアリーダー役が彼女のバックグラウンドと合致し、自然な演技を見せた。

翌年には歌手デビューも果たし、NHK朝ドラ「なつぞら」にも出演。演技面では当初評価が分かれたが、経験を積むにつれて演技の幅を広げている。

20年には念願のブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」のヒロイン役を獲得したが、コロナ禍で公演中止となり苦難もあった。

そんな中、舞台「友達」などで経験を積み、23年3月のドラマ「ブギウギ」では意志の強い役柄で注目を浴びた。

今期は30分枠の連ドラ「肝臓を奪われた妻」に主演し、復讐に燃えるシングルマザーを熱演。

続く「パラレル夫婦」にも主演し、7月期放送予定の「恋愛禁止」では彼女にとって初の1時間枠連ドラ主演を果たす。

同じ99年生まれの橋本環奈や永野芽郁と比較される中、伊原六花は朝ドラヒロインの夢は叶わなかったものの、着実に自身の地位を確立しつつある。

今後はゴールデンタイムのドラマ主演も期待され、推し活ユーザーにとっても今後の活躍が見逃せない存在である。