展覧会趣旨
人類は今、かつてない宇宙探査の時代を迎えています。アポロ計画からおよそ半世紀。再び月に宇宙飛行士を送り、将来的に火星の有人探査を行うという人類の夢が現実のものになろうとしています。本展は、JAXA、国立天文台、東京大学をはじめとする日本の主要な宇宙研究開発機関、宇宙開発に携わる多くの企業・団体の協力により実現しました。世界初公開となる、「アルテミス計画」のために日本が開発している有人月面探査車の実物大模型や大画面で体感する火星ツアーなど、最新宇宙探査技術とその成果が一堂に集結します。 月を超え、火星へ、そして深宇宙の謎に挑む。人類の新たな宇宙への挑戦を体感する大規模宇宙展です。子どもにもわかりやすい解説や体験コーナーも多数設置します。宇宙への挑戦を続ける人類の「知」をぜひこの機会にご覧ください。
「深宇宙展」では、人類が挑んできた宇宙開発の歴史と最前線、そしてその先に広がる宇宙の未来まで、全4章で紹介します。
ロケットから始まる宇宙開発、月や火星への探査、そして銀河系の彼方へ──。科学の進歩が切り拓いた宇宙の世界を、実物・模型・映像・体験型展示で体感してください。
1.宇宙開発の最前線
人類の宇宙開発は、ロケットや人工衛星の進化によって飛躍的に発展してきました。
現在では民間企業の参入も進み、宇宙は私たちにとってより身近な存在となりつつあります。
1-1 ロケットが導く宇宙
宇宙への入り口となるロケット技術を紹介。日本の次世代ロケット「H3ロケット」の先端部(フェアリング)の実物大模型や、普段は種子島宇宙センターに展示されている本物のロケット部品にさわれるコーナーなど、多様なミッションを支える最先端技術に注目します。
1-2 身近になった宇宙
気象観測、GPS、通信、災害監視など、私たちの暮らしを支える人工衛星の役割を紹介。さらに、国際宇宙ステーション(ISS)や、宇宙ビジネスの成長により広がる民間宇宙事業も紹介します。
2.月に広がる人類の活動域
かつての夢の舞台だった月は、今や新たな活動拠点として再び注目を集めています。
国際協力のもと進むアルテミス計画、そして日本独自の探査技術が、月面での新たな未来を切り拓いています。
2-1 国際協力で進むアルテミス計画
米国主導の有人月面探査「アルテミス計画」。有人与圧ローバーやLDAなど日本も主要な役割を担っています。科学技術だけでなく、国際的な宇宙協定や経済活動の面でも重要な計画です。実物大模型としては世界初公開となる「有人与圧ローバー」は必見です。
2-2 日本の月面探査計画
SLIMの月面軟着陸成功や、今後の月面探査計画など、日本独自の月探査を紹介します。
3.火星圏探査
地球の次に人類が目指す惑星・火星。そこは、かつて生命が存在したかもしれない場所でもあります。
各国の探査ミッションと、日本が挑む世界初の試みに焦点を当てます。
3-1 火星探査の現在と将来計画
NASAの火星探査車、ESAや中国の火星探査計画など、世界各国が進める火星探査。展示映像「火星ツアー」で臨場感あふれる火星の風景を体感いただきます。
3-2 日本が目指す、世界初の火星衛星サンプルリターン計画
JAXAの火星衛星探査計画「MMX(Martian Moons eXploration)」は、火星の衛星フォボスからサンプルを持ち帰る世界初の挑戦。2026年打上げ・2031年帰還予定となる「MMX」探査機1/2模型を展示します。
4.さらなる深宇宙へ
人類の視野は、今や太陽系の外、銀河系の彼方へと広がっています。
探査機と望遠鏡の進化により、私たちは宇宙の誕生や進化に迫ろうとしています。
4-1 太陽系の天体
多様な天体が存在する太陽系。小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星の粒子(実物)を顕微鏡で観察いただけます。
4-2 銀河系とそれ以遠の宇宙
星々が集まる銀河系、そしてその外に広がる無数の銀河。「すばる望遠鏡」や「アルマ望遠鏡」、「XRISM」など最先端の観測技術が捉えた、宇宙の神秘と未解明の謎をご紹介します。
見たあとは付近のカフェで感想を語りましょう✨
当日の流れ
14:25 日本科学未来館前 集合
14:30 ~ 16:00頃 鑑賞
16:00 ~ 17:00頃 付近のカフェで感想会ののち、解散
参加費:500〜800
他にチケット代がかかります。事前に各自で購入してもらうようお願いします。
■ 下記了承の上ご参加ください、よろしくお願いします
何らかの理由により入れない場合、カフェ会等他の形で開催されます。
飲食代は各自でお願いします。
開始の6時間前の時点で最少催行人数を下回っている場合は中止となります。その場合は全額返金されます。場合によってはもっと早く判断することがあります。
営業、勧誘、ナンパ、迷惑行為がある場合はつなげーとに報告の上、今後のイベント参加は不可です。



