0
3
クトゥルフ神話TRPGにAIを本格導入して何回か経験するに従いKPをやるようになって、だいぶコツが掴めてきました。
最初はシナリオの生成補助とキャラの立ち絵くらいでしたが、今や進行サポート、リプレイ小説生成、挿絵イラストなどでもAIは八面六臂の大活躍をしてくれます。
特にセッション中は、プレイヤーのどんな無茶振りにもストーリーを膨らませて展開をしてくれますし、とりあえず傍観の選択をしたキャラクターであっても、ちゃんとシーンに織り込んで状況描写をしてくれるのは驚きです。
とはいえ、まだAIにも苦手なところはあり、その機微はKPである自分の手腕で解決しないといけないところは多々ありますが……
特にAIが苦手なのは意外にも計算ミス。そして設定の読み違いとして、他のキャラの設定と混同したり、時系列的なところで錯誤したりとか人間臭くもあります。
またプレイヤーの無茶振りにもできるだけ真摯に対応してしまうので、そのままAI任せにしてしまうとストーリーがあらぬ方に行ってしまい収拾がつかなくなりそうなことも……。
やはり統括者としての人間KPはまだまだ必要そうです。
シナリオも人間の手を入れないと、どこかで見たようなありきたりのシナリオになってしまうので、特にコツと創作センスが必要だと思われますが、アイデアさえ固まれば、ありきたりでいいところは全部やってくれるので省力化はハンパないです。
それと行動の反応の裁定はAIであるコンピューターによるものなので、思いがけない展開になることや、PCに不利な状況になってもプレイヤーは納得してもらいやすいという利点もあります。
どうしても人がやってるとゴネたりとか出て来やすいですが、機械相手ではゴネられないので。
なにはともあれ回数を重ねるほど気付きと改善点も出てきて、やり甲斐があるので、もっとセッションを重ねていきたいですね。