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渋谷・『傲慢と善良』読書会 2026/10/11(日)

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今回は、辻村深月さんの『傲慢と善良』を囲んで、読書会を開きました。

この会は、別のつなげーとイベントで知り合った方と、

「ぜひ、この本について話してみたいですね」

と盛り上がったことから、急遽企画した会でした。

私にとって『傲慢と善良』は、前菜からデザートまで、どこを切り取っても誰かと話してみたくなる、不思議な一冊でした。

結末については、正直、素直に賛同できない部分もありました。

それでも、今まで自分がうっすらと感じていた感情が深く掘り下げられ、言葉になっているところに、とても心を動かされました。

「ほかの人は、この場面をどう受け取ったんだろう」
「この言葉、この一文をどう感じたんだろう」

そんなことを、誰かに聞いてみたくなる本でした。

普段は主催者として、皆さんのお話の輪に入りながらも、少しだけ全体を見渡すようにしているのですが、この日は読書会の一参加者として、

話したい!話させて!

と、気持ちが高まっていました。

この日は女性4人の会。

結婚とは。
婚活とは。
友情とは。

一冊の本がきっかけとなって、普段は漠然と考えているようなことを、言葉にして話す時間になりました。

年代が違えば、結婚観も、出会い方も、男女の付き合い方の「当たり前」も様々です。

顔も知らない相手との結婚が珍しくなかった時代から、お見合い、職場恋愛、そしてマッチングアプリへ。

それほど遠くない時間の中で、「結婚」や「出会い」をめぐる当たり前は、ずいぶん変わってきたのだなと、皆さんとのお話を通じて感じました。

同じテーマについて話しているようでも、その人がもっている常識や、そもそもの前提が違う。

年代の違う人たちと話していると、

「自分の当たり前は、誰かの当たり前ではないんだな」

と気づかされることが何度もありました。

そんな違いに出会えることも、誰かと話す面白さなのだと思います。

そして、そんな4人での2次会のピクニックも、いろんな話が尽きず、とても楽しい時間となりました。

地べたに座って、目的もなく、ただたわいのない話をする。

私にとって、とてものんびりとした贅沢な時間となりました。

今回も、こんな時間を一緒に過ごしてくださった3人の皆様へ。

たくさんの感謝を込めて。

今回の一文字『興』


どうぞの椅子 主催者
ゆかの覚書