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渋谷・「もし私だったら?」 2026/08/16(日)

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『知』

今回の「どうぞの椅子」を私なりに漢字一文字で表すと、
『知』でした。

いつもはトークテーマを決めず、
その日偶然集まった方々の相性や雰囲気を大切に、
のんびりとお話をしている「どうぞの椅子」ですが、

今回は初めて、
「人生相談」をテーマに、みんなでお話しする会を開いてみました。

始めてみると、一つの相談について、
みんながそれぞれの

「私はこう思う」

を持ち寄りながら、

「あなたはどう思う?」

という問いが自然にグルグルと回っていく。
そんなやり取りが心地良い、優しい会だったなと感じました。

そんな会になったのは、
自分とは違う意見にも真摯に耳を傾けながら、
それぞれの「私はこう思う」を持ち寄ってくださった、
みなさんのおかげだと感謝しています。

でも会が終わってから、
少しだけ心に残ったことがありました。

「もっと、みなさん自身のお話を聞いてみたかったな……。」

ということです。

いつもの「どうぞの椅子」はテーマが決まっていないので、
そのときピッとアンテナに引っかかった誰かの言葉から、
会話がどんどん広がっていきます。

その人の等身大の暮らしや考え方、
なんとなく「生活の匂い」のようなものまで伝わってくる。

私は、そんな時間が好きです。

今回も、そんなピッとくる言葉が
会話の端々に何度も出てきていました。

でも私はいつの間にか、

「人生相談の会に来てくださったのだから、
きちんと人生相談の会をやりきらないと!」

と、いつの間にかそんな使命感にとらわれていました。

人生相談はあくまで誰かを知る手がかり、
対話の入口。と考えていたはずなのに。

ミイラ取りがミイラになるように、
いつの間にか本来の目的を見失っていました。


結局私は、その日その時、その場所で偶然に出会えた人たちが、

会話を通して少しずつ互いを知り、
価値観の違いを楽しみながら、
「そんな考え方もあるんだ」と自分の世界を少し広げていく。

そんな時間が、このうえなく好きなのだなと改めて感じました。


人生相談を入口にした会は、まだ始めたばかり。

これからも、いろいろな形で続けてみたいと思っています。

次にこの会をするときは、
用意した相談が一つで終わってもいい。

面白い話が始まったら、少しそこに留まってみる。

脱線したら、その脱線も楽しんでみる。

もっとそれぞれの「その人らしさ」がにじみ出るような時間を、
みんなで紡いでいけたらなと思っています。


そして今回、話し足りなかったことや、
まだ知りたかったその人の続きは、

またいつか会えたときのお楽しみに。

そんな余白が残るくらいも、
案外いいのかもしれません。

今回も朝の爽やかな時間から、
カフェで一緒に対話を楽しんでくださった皆さま。

当日にもお伝えしましたが、
この時間をご一緒してくださったことを、本当に嬉しく思っています。

ご参加いただき、ありがとうございました。
沢山の感謝を込めて


どうぞの椅子 主催者
ゆかの覚書