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【オートレース】
・1周500mのコースを通常8車(※)が6周して順位を競う
・原則8日間開催しその節ごとにトーナメントを行い優勝者を決定
・ブレーキは付いていない
・ハンドルは左右非対称
・変速は2段のみ
・三角タイヤを使用
・エンジンは2ストローク500cc
【運転技術】
・滑るように走るマシンをコントロールしながら、時速150km超で滑走
・スライド走法(ドリフト)
コーナーでマシンの後輪を滑らせて旋回する技術。ブレーキは使わず、スロットル操作と体重移動でバランスを取る。地面が砂の「走路(そうろ)」なので、滑らせながら速く走るのが基本。「スピードスライド」と「タメスライド」の使い分けがカギ。
・体重移動と姿勢制御
ライダーはコーナーで内側に体を倒し、重心を調整。ハンドルだけで曲がるのではなく、体全体でマシンを制御。姿勢ひとつでコーナリング性能が大きく変わる。
・スロットルワークの妙
微細なスロットル調整(アクセル操作)で滑りすぎを防ぐ。一瞬の開け具合・戻し具合が勝負を分ける。無駄なく加速・減速し、最短距離でコーナーを抜ける技術が問われる。
・ライン取り
最短距離で回る「インコース」か、速度を落とさず回る「アウトコース」か。相手との駆け引きの中で、どこを突くかの判断力も必要。追い抜き時の「クロスライン」や「差し」も高度なテクニック。
「クロスライン」とは、前に選手がインコースを走っているとき、自分は一度アウトにふくらんで加速し、出口でインに切れ込んで抜く走法。
「差し」とは前の選手のラインより内側(=インコース)を突いて抜き去る技術。
前の選手がインコースを固め過ぎるとクロスラインで加速して抜かれ、逆にアウトに膨らんで加速すると、インコースを差される、という駆け引き、テクニック。
オートレースのコースは平坦で滑りやすく、立ち上がり加速が非常に重要。相手のラインを見て「逆を突く」ことができる。スライド走法の特性上、「速度を保ったまま抜ける」ラインを取るのが効果的。
・マシンセッティング技術
エンジン整備は選手が自ら行い、コンディションや走路状況に応じた調整が重要。キャブセッティング、点火時期、タイヤの選定、ギア比など細かい要素が結果を左右。走りの技術と整備の技術の両方が求められるのがオートレースの特殊性。
【掛け方】
・他のレースと同じ
単勝、複勝、ワイド
2連、3連
【予想の目安】
・選手のランク:S、A、B
・過去の「上がりタイム」:秒/100m
・エンジンの調子
30分前に行われる試走タイムが重要
・ハンデ
実力に応じ10m単位で走行距離が増える。実力者が後方から一気にまくる展開。
・同じ選手が1日に数回出走する
前半の調子を参考にする
・目安はタイム0.01秒 = ハンデ10m
・試走タイム+ハンデ➗1000秒の差が0.03以上あると大きな差があることになる
・但しその差が0.05以上あると人気が集中しオッズが下がるので、要注意。