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2025/5/10(1回目)山谷堀と吉原を歩こう

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午前は雨、集合時間近くも小雨が降っていて、いつやむのかな?と思いましたが、午後は曇りということで予定通り企画実行いたしました。
参加人数は11名です。普段の浅草は外国人でいっぱいですが、天気が午前中悪かったせいか、少々少なめ?な感じです。

集合場所は、待乳山聖天というお寺近くの定食屋の前としました。
自由参加でお昼ごはんを一緒に食べてからという試みです。
待乳山聖天は大根を納めることで有名ですが、この大根もその大根?と思ってしまいます。
↓画像はその定食屋の「豚角煮と大根の定食です」こんなランチを毎日食べたいものです😀

集合をして各自自己紹介していただいて、今回の企画の予定行程・吉原の説明などをしてスタートです。
いよいよ、最初の待乳山聖天に入ります。
入った先から↓階段の横には大根が描かれています。大根押しがすごいですね😙

↑本堂にお参りしたり、境内を散策しました。
↓こちらは庭園。現在は桜も紅葉もありませんでしたが、ちょっと太り気味の鯉がいました🤭

このお寺は文化財として貴重な江戸時代の築地塀が見られます。
思ったより低い高さではありますが、広重の錦絵でも見られる光景がリアルで見れるのは貴重です
🫡

ここから山谷堀に入ります
↓画像は山谷堀公園から隅田川方向に見た画像です。雲がかっているのはスカイツリーです。
江戸時代はここは堀で、水があった場所です。
現代はそんな歩けない場所が歩けるのだから不思議な感覚ですよね🤔

↓はおそらく、江戸時代の猪牙舟を模した石?
隅田川や山谷堀から見えたと思われます
その下の茶色い舟は猪牙舟の一部のダミーです。
江戸時代の水上タクシーといわれるそうです。

山谷堀公園を歩いていると、今戸焼と呼ばれる工芸品が見られます
今戸焼は現在では伝統工芸品レベルに衰退していますが、江戸時代では盛んだったそうです。
↓いろんな形の今戸焼人形がありますね😙

ここからは吉原エリアに入ります。
↓見返り柳、吉原をあとにするお客が振り返るという有名な柳です🤔

↓吉原大門や吉原の地形などを現地で説明をして、大河ドラマが効果が分かる、かつて蔦屋重三郎が経営していたお店「耕書堂」に行きました。大河ドラマにより、ここは観光客でいっぱいです。ある意味、非日常の吉原の中の非日常かもしれませんね
ここでは吉原のかつての地図や花魁道中のビデオやその小道具などを見ることができます。

↓かつて花魁道中で花魁が履いていた下駄らしいです(本物と言っていました)
なんでも3kgあるようで、こんなものを履いて、八の字を描いて、歩くなんて当時は大変なんでしょうね😦

「てやんでえ」はなんとなく意味がわかるのですが、大河ドラマのタイトルでもある「べらぼう」の意味がいまいちわかりにくいので、↓の画像を撮ってみました。大河ドラマではやたらと「このべらぼうが」みたいなことを言っています

吉原神社へ行きました。
↓は本殿です。早速お参りに。このスポットはさっきの耕書堂とともに、人気スポットです。

↑かつての吉原大門を再現したスポットが、吉原神社奥にあります。
右にはなんちゃっての見返り柳や高札場もあります。吉原大門というより、吉原小門ですが笑
雰囲気はありますね♪

↑次は、吉原の遊女が溺死したという、吉原弁財天に行きました。
昔の写真や、珍しい赤富士などもいろんなこと想像しちゃいますね。

重たい雰囲気が続いたので、吉原近くのグルメスポットへ行きます。
その名は「三島屋」 今川焼が1個90円、やきそばやもんじゃ、たこやきが令和の現在でも300円という
価格も昭和感満載です。
その下の画像は今川焼ですが、焼き立てはもちろんですが、ふわふわで今川焼のイメージがくつがえりました🥳

↑各自、三島屋で購入後、公園で食べました。午前中が雨だったので、ベンチも少しひんやりしています。
立ちながらの実食は申し訳ない思いでしたね

次は1km程歩いて、浄閑寺へ。
投げ込み寺と呼ばれた場所で↓墓を通って、吉原総霊塔へ

↑順不同ですが、浄閑寺には若紫という遊女のお墓が有名です。
あと5日で吉原を出れて幸せになれたのに、事故のような出来事で亡くなってしまった悲劇の女性です🥲

↓主催者は事前に調べた、書置きの御朱印を頂きました。なかなかないデザインの御朱印だと思います😀

終了後、三河島駅にて解散

以下参加者の方々の感想です。

・吉原の地形とか高さとかブラタモリみたいで、現地をみてわかったことがあった。
・初めて吉原をみて歩いて、山谷堀の散策の中で冷やかしの語原がわかった
・吉原へ一人で行きにくいし、三島屋の今川焼は美味しかったし、安かった
・吉原の今と昔がわかった、思うのは女郎に生まれてなくてよかった
・かつては公認遊郭で規模も大きかったけど、吉原の現在を知って衝撃でした。
・家が近く、今回の企画で歩いた場所は歩いた場所もあったけど、高低差を知ってわかったことも多かった
・吉原のかつての大規模遊郭の中で角海老の名がいまだにあって、すごいなあと思った。
・複数のイベントでつながった、吉原の歴史が理解できてよかった
・山谷堀と吉原、掘って埋めての歴史がテーマだと思った、吉原は狭いけど、内容が濃い企画でした。
・吉原は閉鎖的な空間だとおもったけど、そうでもなかった
・以前の展示でみたことを思い出し、記憶がつながって、分かったこともあった

【総評】
直前まで雨がいつやむのか?ということが心配でした。関東はまだ梅雨の時期ではありませんが、散策が心配なのはいつも天気です。企画スタートは12時でしたが、スタートには雨が降らずによかったです。
スタートの待乳山は本来でしたら、外国人も多い場所ですが、雨の影響で思ったより少なかったです。
山谷堀散策は観光で歩いている人はほとんどいませんでした。どちらかというと、地元の方が歩いたり、ジョギングしたりしているようです。ただ、私たちは江戸時代の人になって、吉原に行くモードなので、地元の人からすると不思議でしょうね笑
吉原はそんなに広い場所ではないのですが、説明しながら、皆で談笑しながらの散策は時間がたつのはあっというまです。
東京は日本橋や世田谷みたいな場所もあれば、浅草という有名な場所もあれば、こういう非日常な場所もあります。一人では行きにくい場所も皆で行けば、違った思い出になると改めて思いました。
来週は2回目ですが、どんな印象や感想を参加者の皆様が持つか、楽しみです。