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お茶の水アートピクニックにむけて(1) 水彩画の描き方というか道具と色のつくり方だけ解説します

お茶の水アートピクニック
水彩画
水彩紙の選び方
ぱぱお企画

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水彩画描くなら・・・まずは紙選び・・・・ 弘法筆を選びます。

10月8日のスケッチ  何人来てくれるかわからないけど
地道に絵の道具の説明します・・・

まずは大事なこと 

絵の具と紙のことお話します

子供の時使った絵の具
・・・・これは不透明水彩というもので
昔は空は白と青混ぜて水色たっぷり塗って・・
とやるとしょぼい画用紙がごわごわになって
しわに絵の具が溜まったり
筆でこすると紙が破けかけて玉のように紙の塊ができたり・・・

そりゃ・・・あの画用紙じゃ当然です

不透明水彩(ガッシュ)というものは
たとえばアニメの背景とかをしっかりした厚みのある紙に書くのに使います(学童用のはそれにくらべても品質悪いと思う)

白・・・・世間にあまりいい顔料がなくて
混ぜると混ぜられた色の輝きが失われる・・・と言われてます

水彩をちゃんとやる人は透明水彩絵の具というのを使います
白は色を濁らすので使いません(紙を塗らないで残す)
薄い色は水をたっぷりして薄くして表現します

透明水彩は薄くいろんな色を重ねて(重色)混色を表現します
もちろん絵の具を混ぜてから(ほんとの混色)色の混ざりを表現するのもあります

で水たっぷり使うのでしわしわにならないように厚みのある紙を使うのがいいです
平方メートルあたりの紙の重さで厚みを表現しますが
200g以上できれば300gの厚みの紙がいいです
(プロは648gとか使う人もいます・・・)

で・・・スケッチブックは水吸ってもしわにならないように
12枚くらい重ねて周辺を糊付けして固めて売ってます
(本格的なのはちょっと高いです↓たとえば)

一枚200円に迫る値段ですね・・・
今回のイベントにわざわざ買ってもらうのも申し訳ないので
もしご希望あればこのくらいの紙を用意して一枚当たり
値段で(絵の具などもあるので300円くらいでどうでしょうとおもってます)
使ってもらえます。

写真に「荒目」とあるのは水彩紙には細目・中目・荒目と種類があって
水をたっぷり吸った絵の具が流れていかないようにちょっと表面がでこぼこしてるものです
細目はインクのペンで描くとかきちんとしたプロ用の不透明水彩などでイラストとか描く人が愛用してる感じでしょうか・・・(もちろん透明水彩でも使えますが絵の具が流れやすくて使うのに注意がいります)

もし世界堂などにいけるなら2枚くらいでばら売りしてるのもあります
↓こんなの・・・まあ手ごろですね。

透明なフィルムにはいって売ってます

ほかにも水彩紙で
同じウォーターフォードの480gや648gとか
ストラスモア300g
アヴァロン300g
シリウス300g
などなどいろいろバラで売ってて
値段は500円以下だと思います(648gとかは800円くらいだったかな)

手ごろでたくさん描きたいという人は
もうちょっと手ごろなスケッチブックがあります
端が糊付けされてないので描く時はマスキングテープなどで角を止めたほうがいいかもしれません
↓これも描きやすいし、まあいいと思います

枚数もたくさん入っててそこもいいな

F4というサイズ333×242mmを目安に用意しようと思いますが
出来上がり(=家にかざったりしますよね・・・そのつもりで)
が大きくてもかまわないなら
もっと大きい方が初めての人ほど描きやすいかもしれません
大きいとばら売りの紙は対応してないですが
裏に硬いボードはってあるイラストボードの水彩紙など
(値段はもうちょっとしますけど)ご用意できるので
ご相談を
ボードでないものは丸めて輪ゴムしてもちかえりましょう^^

絵の具の混ぜ方 透明水彩は紙の白と絵の具の顔料の密度で色を作ります もちろん自由でいいんだけど 光を感じさせるのが楽しいのでこれ参考にしてもらってもいいかなと

別のとこで絵の勉強会したときの資料の一部・・・を使って説明しますね

さっき紙のところで説明したように白が絵の具を濁らせるので
基本透明水彩は白を使いません(白という絵の具はありますが・・・すでにぬったとこに点々で白抜きとか混ぜないで使うモノ・・・)

そのイメージはこんなかなと

図の上は例えば赤の絵の具をみずたっぷりと絵の具たっぷりで色調節するイメージです(ピンクをだすときはちょっと青のような顔料が入ってる絵の具がいいです 「クリムゾンレーキ」というようなのがその例。バーミリオンとか朱色っぽいのは薄くしてもピンクっぽくならないかな…)

オレンジをつくるとき
パレットで混ぜると左のようになりますが
いったん黄色を下にひいておいて先に乾かして
その上に赤をおくと
黄色と赤の顔料が混ざらないで紙の白をすかすので
より(若干ですが)鮮やかになります。

色置くときに明るい色を先におくと画面が生き生きすることが多い
(試してみてください。画材レンタルの人には
 当日しょぼい試しようの紙はお渡しするので
 実験してみてくださいね)

ほかのとこで説明したまとめページです
(水彩以外も解説してて混乱させたらすみません)

僕が描いた絵で実例を示してます
結構適当なお花ですが透明水彩の良さを生かすと
明るさの調節だけで雰囲気出ると思うんですが
その辺が伝わればいいなと

黄いろを下に置いておいて あとから草にしようとおもったところを
ゴムのインク(マスキングインクといいます)で描いておいて
青を重色で緑にしました
絵の具セットに入ってる緑ってどぎつくて風景ではあまり印象通りにかけないので黄色と青で表現することが多いです

花とか花びら描いてませんがそのくらいでかえってよかったなとおもってます。これも一つの描き方だと思っていただければ
(自由にやってくださいね=当日)
マスキングをスケッチで使うかどうか別にして
当日お持ちします
使い方にもコツがあるのでもし試したい方は教えます
(僕も描くからほんとは事前がいいけどまあこのくらいならすぐ教えられる。楽しんでほしいので)

ちなみにマスキングなんてしょぼい紙だとぜったい破けるので
ますます水彩紙は大事です

理論と実践は違うけど、試して楽しんでみましょう

ほかにお持ちしようかと思ってる画材

もしも油性の細い線が入れられるペンがあればそれもつかってみてもいいかもしれません

あまり線を目立たせない絵もありますし、線をびしばしいれるときりっとする絵もあるのでお好みで
水彩はにじむので黒い塗りつぶしをどっか入れたくなります
仕上げにちょっとクレヨンや色ペンなどつかってもいいと思います
(絵は自由、なんでもありです)

自分の絵の例で恐縮ですが、左は線をバシバシ入れた感じ、にじまないように油性でやってます。右も基本絵の具なんですけど遠くの建物の窓とか黒でペン書き・・・楽だしきっちりコントラスト着くのでいいかなと

(醍醐先生と阿部先生ってのは水彩の人気画家だと思ってください
 醍醐芳晴、あべとしゆきでググっていただいても・・・いいかも
 水彩もここまでやれるといういい例・・・)

まったくペン使わないのもオッケーです(絵の具の渇きをしっかり待って
最後に強い線いれるのでちょっと時間かかりがちかな・・・)
↓こんなのやれます

濃いところ(木の陰とか黒い家とか)はあまり水つけないで絵の具たっぷり目に塗ってます。
明暗の差はなかなか最初つけられないですが意識して絵の具たっぷり使うと
生き生きしてくるかなと思います。遊んでみてください。

余計な解説かもですが・・・まあ参考程度に絵を楽しむ視点だとおもって眺めてもらえれば…と思います

もういっかいくらい 形の取り方や構図みたいのもスケッチを意識して
解説してみようと思います ではでは