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今年は太平洋戦争の終わり、つまり終戦から80年後の年です。
メディアでも特集が組まれていますが、自分でももっと勉強しようと思い、本企画を終戦記念日の前に企画しました。
参加者は6名(1名欠席)、場所は喫茶店で行いました。
内容としては、まずは立場と両者の分析をします
●戦前の戦争について、
・戦争を止めようとする総理大臣
・戦争を起こそうとする軍部
の二陣営にして考え、
・なぜ総理大臣は軍部に気を遣うのか?
・なぜ戦争は行ったのか?
この理由分析と説明をしました。
その後、昭和元年から1937年までの総理大臣や彼らが軍部の暴走を止めようとした歴史
そこから
・日米開戦を決断した東條英機
・終戦時の総理、鈴木貫太郎
彼らを主人公に人物中心に解説、説明をしました。
今回はテーマもテーマなので、以下質問も頂きました。
・大日本帝国憲法は、ドイツの憲法を模範としているが、ドイツも統帥権とかはあるのか?
・国体護持とは何か?
・終戦前、ソ連が仲介で日米交渉を期待したとき、日本はどんな降伏条件を考えていたか?
予定ではその後の終戦から降伏文書調印までも説明しようと思ったのですが、上記が終了した時点で12:35になったので
残念ながら終了としました。
以下、参加者の皆様から頂いた感想です。
・統帥権の干犯問題が戦争の原因の一つとされているが、統帥権は名目上の理由だなと感じた、いわば本音と建て前の世界。
それを駆使して軍部が暴走したと感じた
・戦争は始めるより終わるのが難しいのは、負けた側は不利な条件になるから難しいと思った
・日米開戦、終戦の流れが分かった、東條英機の組閣やソ連の社会主義がもし、日本に持ち込まれたらどうなったのかが気になった
・この時代は難しいテーマだと思うけど、分かりやすかった。機務六条は知らなかった。戦争はよく石油がなかったから開戦したという
説もあるが、満州で石油が出ていたらどうなったのか?
・この時代はいろんな人の思惑があって複雑だと思った。
・人の目線での話が面白いと思った。戦争の終わり方難しいと思った。
【総評】
予想通りの時間オーバーでした。世界の宗教より内容が複雑で、補足も多いため、スライドのページとしてはたいして変わらないのですが、言葉での説明が多く、予想以上の時間配分の難しさでした。
昭和元年から日米開戦まで15-6年なのにこれだけのボリュームがあり、それでもカットしたことも多いのですが、昭和は難しい時代ですね。
諸説ありますが、戦争はやはり人が起こすものであり、そのために人が作ったルール(憲法)が、時には人を守り、時には人が犠牲になるという両面の点を感じてほしいと思います。
また、たとえ答えは出なくても、また起こるかもしれない、どうしてこうなった?どうすべきだったか?という疑問や考える機会は今回、ぼくも勉強する上でたくさん考えました。
ぜひ、参加者の皆さんもその機会にしていただければと思います。
今月は同じ内容の2回目も企画しています。どんな感想を頂けるか、今から楽しみです。