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危険牌
安全牌とベタ折りが分かると大負けをす
る確率がは下がりますが、周りが強くて、
大物手のツモ上がりが連発されると自分
が和了れないままジリ貧でラスになった
り、二人以上が聴牌してどちらにも通る
安全な牌がない場合があります。
その場合、危険牌を知って、比較的安全
な杯を切って回し打ちをせざるを得なく
なる可能性があります。
1.筋
安全牌で解説した筋を表筋といい、
危険な筋を跨ぎ筋、裏筋と呼びます
①筋(表筋)
147、258、369
2面待ちならフリテンになる数字
②裏筋
捨て牌の隣の数字を含む筋
(例)5を捨てた時の14、69
3を捨てた時の47
2を捨てた時の36
1を捨てた時の25
③跨ぎ筋
切った牌をまたぐ筋
(例)5を捨てた時の36、47
4を捨てた時の25、36
3を捨てた時の25、14
2を捨てた時の14
どういう時に危険か
(例)一般的に356と持っていた場合、この
中で不用な牌は3である。56を持ってい
れば3が無くても4を受け入れられる。
(例)逆に334と持っていた場合、25が入
れば揃うだけでなく、3を引けば333にな
るし、33の頭になったり、七対子になる場
合もあるので、序盤で3を切る可能性は
低い。
この場合、聴牌直前まで迷って残ってい
れば、最後に3か4を切るを切ることになる。
(例)35と間待ちを持っているが、待ちが
少なく点数も低いので、2を引いて23面
子で14の2面待ち、6を引いて56面子で4
7の2面待ちになるまで待っている場合が
ある。この場合は3の裏筋の47が危険。
(例から分かる結論①)
序盤で3を切っている場合は、356から56
を残して47の裏筋待ち可能性の方が高
く、逆に233からの3切りの14の跨ぎ筋待
ち、334からの3切りの25の跨ぎ筋待ちの
可能性は低い(但し58待ちの可能性は残
るので5が通るとは限らない)
(例から分かる結論②)
聴牌直前で手の中から3を切った場合
最後まで334を持っていて3を切って34
面子で25の跨ぎ筋、233から3切りの23
面子の14の跨ぎ筋、35から6を引いて56
面子で47の裏筋で待っている可能性が
ある。
尚、手の中から出たのではなく、ツモ切り
の3は聴牌直前でも、この読み方とは関
係がない。但しツモ切りでも一瞬迷って
切った3はその周辺が非常に危険という
ことになる。
要約すると、①序盤の捨て牌の裏筋と、
②聴牌直前に手の中から切った捨て牌
の跨ぎ筋と裏筋は危険牌。
特に例えば3と8を序盤で切っている場合
は、間四軒といって3の裏筋と8の裏筋が
重なり、56面子の47待ちになっている可
能性が高いので特に危険。
但し、上記はいずれも、裏をかく筋ヒッカ
ケが可能。
(例)579と持っている場合、6が入ると56
7が揃い、8が入ると789が揃う変則2面
待ちになるので、聴牌直前まで持ってい
ることが多い。
または79と間待ちで聴牌してた場合に、
待ちが悪く点数も低いので直ちにリーチ
をかけず、6を引いて67面子の58になる
まで様子を見ていた時に後から5を引い
てくるケースがある。
この場合、5を切ってリーチを掛けて、筋
ヒッカケの8で待つケースがある。5切り
の2、4切りの1、6切りの9、等も筋ヒッカ
ケが考えられる。
つまりリーチ表示牌またはその直前の捨
て牌は筋ヒッカケも要警戒である。
裏筋の読みを逆手に取るヒッカケもある
(例)序盤で2335と持っている場合に、手
が早くて23の2面待ちにする可能性が高
い場合。先に3を切って次に5を切る。
こうすると46待ちの方が危険に見え、14
の可能性は低そうに見えるので1が出や
すい。5から切って14の裏筋を警戒させ
た上で聴牌直前で3を切ったら、14は最
も危険な牌と思われるので、切ってくる
人は殆どいない。
そもそも233と持っていた場合、トイトイ
も七対子も狙っていない場合には、どう
せ待ちの良い2面にする可能性が高いの
であれば、序盤でもさっさと3を切って、
その分安全な字牌を残しておく方が良
いともいえる。
但し初心者麻雀だと裏筋を知らずに1も
切らずにベタ折りする人もいるので、この
ヒッカケは裏筋を知っている人にしか通
用しない。